iPhone、あと何年使える?世代別サポート終了の目安
2026年9月9日
「このiPhone、あと何年くらい使えるんだろう?」
中古・型落ちのiPhoneを検討されているお客様から、私たちモバイルストリートによく寄せられる質問です。モバイルストリートは、全国の加盟店それぞれが現役のスマホ修理店を母体とした修理店ネットワーク。日々iPhoneの修理・整備にあたってきた経験と、実際のOS対応実績をもとに、機種ごとの目安と、意外と知られていない「サポート終了後」の実情をまとめました。
世代別・OSサポートの目安
Appleは毎年秋に新しいメジャーバージョンのiOSを配信しますが、対応する機種は年々絞られていきます。2026年9月時点での、私たち独自の予測を含めた目安は以下の通りです。
| 機種 | メジャーOS対応の目安 |
|---|---|
| iPhone 8 / iPhone X | すでに対応終了(最終メジャーバージョンはiOS 16) |
| iPhone 11 / iPhone SE(第2世代) | あと1年ほど |
| iPhone 12 | あと1〜2年ほど |
| iPhone SE(第3世代)/ iPhone 13 | あと2〜3年ほど |
| iPhone 14 | あと3年ほど |
| iPhone 15 | あと4年ほど |
| iPhone 16 | あと5年ほど |
| iPhone Air / iPhone 17 | あと6年以上 |
※Appleはアップデート対応年数を公式発表していないため、過去の同等機種の実績をもとにした当社の予測です。将来のアップデート対応を保証するものではありません。
「サポート終了」=「即・買い替え」ではありません
ここからが、現役の修理店集団として一番お伝えしたいことです。
「メジャーアップデートの対応が終了した」と聞くと、そのiPhoneが急に危険になったり、使えなくなったりするようなイメージを持たれる方が多いのですが、実際はそうではありません。
Appleは、毎年の大型アップデート(メジャーバージョン)の対象から外れた古いiOSに対しても、悪用が確認された深刻な脆弱性については、単独でセキュリティパッチを配信してきた実績があります。
実際、2026年にも次のような対応がありました。
- 2026年3月11日:iOS 15.8.7 / iPadOS 15.8.7を配信。すでにメジャーアップデート対象から外れて久しいiPhone 6s・iPhone 7・iPhone SE(第1世代)などにも、悪用が確認されたWebKitの脆弱性への対処として届けられました。
- 2026年5月11日:iOS 15.8.8 / iPadOS 15.8.8を、同じく対象機種へ追加配信。
発売から10年前後が経過した機種にまでこのタイミングでセキュリティ更新が行われたのは、Appleが「メジャー対応終了=完全放置」ではなく、重大な問題には別枠で対応する姿勢を持っていることを示す実例だと考えています。
もちろん、これが今後も必ず続くという保証ではありません。ご不安な場合は、機種変更・買い替えのご相談も含めてお近くのモバイルストリート加盟店までお気軽にどうぞ。
それでも知っておきたい、古いOSを使い続けるデメリット
ここまで「サポート終了後もすぐ買い替えなくていい」とお伝えしてきましたが、公平のためにデメリットもきちんとお伝えします。
- 直る脆弱性は一部だけ:セキュリティ更新が来るのは、悪用が確認された特に深刻な脆弱性のみです。最新iOSなら塞がれるはずの軽度〜中程度の脆弱性は、古いOSでは修正されないまま残ります。
- アプリがいずれ動かなくなる:LINEや銀行アプリなど生活に欠かせないアプリが要求する対応OSバージョンは年々上がっていきます。ある日突然、起動できなくなったり一部機能が使えなくなったりする可能性があります。
- 新機能・性能改善が受けられない:カメラやバッテリー管理の最適化など、新しいiOSで入る改善の恩恵は受けられません。
- 将来的な制限の可能性:古いOSでのアプリストア利用そのものに、将来なんらかの制限がかかる可能性も否定はできません。
こうしたメリット・デメリットを踏まえたうえで、どこまで使い続けるかはご自身の判断・自己責任になります。私たちとしては正直な情報をお伝えすることに努めますので、少しでも不安があれば無理をせず、買い替え・機種変更もご検討ください。
修理店が考える「本当の買い替えどき」
私たちの考えでは、買い替えを検討すべきタイミングは「サポート終了の告知が出た時」ではなく、次のいずれかに当てはまった時です。
- 動作が明らかに重くなり、日常の操作にストレスを感じるようになった
- バッテリーの劣化が進み、実用に耐えなくなった
- LINEなど生活に欠かせないアプリが、そのOSバージョンに対応しなくなった
逆に言えば、これらに当てはまらない限り「メジャーアップデートが終了した」という理由だけで急いで買い替える必要はない、というのが日々iPhoneを修理・整備してきた私たちの実感です。
まとめ
・iPhoneの世代ごとのOSサポート予測は上記の通りです
・サポート終了後も、重大な脆弱性にはセキュリティ更新で対応された実績があります
・一方で軽微な脆弱性は残ったまま、アプリが将来動かなくなる可能性もあります
・本当の買い替えどきは「動作」「バッテリー」「必須アプリの対応」で判断しましょう
・最終的にどこまで使い続けるかは自己責任でのご判断になります